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LaTeXマクロ「kian」のLuaLaTeX版を公開しました
2026/07/25
裁判所提出書面の起案に使うLaTeXマクロ「kian」のLuaLaTeX版として、「kian-lua」をGitHubで公開しました。
この記事では、kian-luaの元になったkianマクロの概要と、kian-luaでの変更点・特徴、公開場所を簡単にご紹介します。
kianマクロとは
kianは、弁護士秦誠一郎先生(広島弁護士会所属)が公開している公文書起案用のLaTeXマクロです。訴状・準備書面・陳述書・証拠説明書など、日本の裁判所提出書面でよく使う書式(当事者欄、宛先、署名欄、公用文の見出し番号体系など)をマクロとして提供するもので、書面のレイアウトをコマンド一つで整えられる点が特長です。
原著kianについて
原著kianの詳細・配布元はhttps://hata-o.jp/kian/をご参照ください。
kian-luaでの主な変更点・特徴
kian-luaは、原著kianをLuaLaTeX(luatexja)向けに改編した派生物です。主な変更点・特徴は次のとおりです。
- LuaLaTeX(luatexja)対応 — 本文フォントに原ノ味明朝を採用
- IVS異体字対応 —
\ivs{文字}マクロとIPAmj明朝により、当事者名等の異体字表示に対応(任意機能) - 裁判のIT化(電子提出)対応 — 請求の趣旨・請求の原因を別ファイル・別PDFとして起案するテンプレートを同梱
- テンプレート一式を同梱 — 準備書面/訴状(従来型・IT化)/陳述書/証拠説明書/照会書/意見書
- 統一されたマクロ体系 —
\Idcs(事件番号・当事者)/\Recs(宛先)/\Sens(署名)、\SecA〜\SecGによる公用文の見出し番号体系
ポイント:kian-luaは原著kianのGPLライセンスを継承し、GNU General Public License version 3、またはそれ以降(GPLv3-or-later)で公開しています。
公開場所
kian-luaは、以下のGitHubリポジトリで公開しています。
https://github.com/bon108/kian-lua
利用にはLuaLaTeX(luatexjaパッケージ)と和文フォント「原ノ味明朝」が必要です。詳しい導入方法・使い方はリポジトリ内のREADMEをご覧ください。









